Yuko Hitomi

パリと映画とフランス語


パリと映画とフランス語

フランス映画に恋して、いっきょにパリへ 〜 そして今、東京で

もとはといえば、フランソワ・トリュフォーの映画『突然炎のごとく』。

二人の男に愛され、三人同棲を大らかに敢行する奔放なヒロイン(ジャンヌ・モロー)に「これやん!」と心酔したのが始まり。保守的な京都で真面目な女子大生を演じていた私の「自由の渇望」がいっきに目を覚ました。以来、めざすはフランス。フランス語の猛勉強がスタート。卒業と同時に「パリで映画の勉強してくる!」と単身渡仏。当時の京都の女子としてはかなり大胆な行動。でも、イメージはジャンヌ・モローですから!

映画三昧のパリ暮らしで、ロメール映画のヒロイン風に小生意気なセリフでナンパ男も撃退できるようになった頃、なんとロメール、アンナ・カリーナ、イザベル・アジャーニ…と憧れの映画人たちとのインタビュー通訳の仕事が次々と舞い込み、夢が現実に!と狂喜乱舞。でも、今から思えばこれはゴールではなく長い紆余曲折のスタート地点。

その後、12年のパリ滞在にピリオドを打ち、東京を拠点に会社勤めも経験し、今に至る。わけですが、人間、年を重ねると度胸がつきます。来るもの拒まずで、ドキュメンタリーの助監督、テレビ報道取材のコーディネート、全く無知同然の原発問題やらサッカー取材まで。苦手と思っていた交渉ごとも京女の愛想を発揮して「あれ、意外にやれるやん」の境地。

というわけで、初心のフランス映画への恋心は健在ながら、私のチャレンジ精神を支えているのは、東洋言語文化研究院で恩師オリガス先生から教わった翻訳作業の快感。フランス語も日本語も奥の深さ、手強さでは双璧。だからこそ快感も倍増!というロジックで、ワクワクしながら精進の日々です。

京都なまりのアヴァンチュリエール 人見有羽子

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